通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。
このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。
これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。
また見たことある方は余韻に浸りましょう。
今回観たのは【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】です。
実話を元にした作品で、障がい者のストーリーということで感動ものの話題作のようですね。
キャストも好きな俳優が並んでおり気になるので選びました。
数字に騙されるな!映画サイトレビューの低評価を決める5つの理由とは?それでは簡単な情報です。
テレビの大画面でスマホ映画を楽しもう 通勤時間中にスマホで映画を楽しもう簡単な内容は筋ジストロフィーという難病を抱えた鹿野靖明という人間の実話を元にしたものです。
彼を支えるのは多くのボランティアたちで、鹿野はわがまま言い放題だったりします。
そんな彼の生き方を描いた作品です。
ここからはネタバレに注意してくださいね。
一人で生きることができない
筋ジストロフィーという難病の鹿野靖明(大泉洋)は一人では生きることができません。
手足を動かせず車いす生活なので何かと制限されてしまいます。
だからこそボランティアの助けが必要となります。
もちろん、病院や施設で過ごすという選択肢もあるのかもしれませんが、
鹿野は自宅で過ごすという道を選び、そのためボランティアの力を借ります。
そして多くのボランティアに支えながら、夢を持ち生きる鹿野に人々は力をもらいます。
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自由に生きることはわがままなことなのか
夜中に突然、バナナを食べたいと言い出すようなわがままっぷりを見せる鹿野に序盤はけっこうイライラしたり、生意気すぎるのでは、と思うところでもあります。
障がい者だからと言って、なんでもやりたい放題ではないはずです。
しかし、障がい者はわがままを言ってはいけないことなのでしょうか。
そもそも自分でしたいことが出来ないのであれば、誰かにやってもらうしかありません。
諦めたり、遠慮したりして生きることしか許されないのでしょうか。
それは果たして生きていると言えるのか。
そんな生き方しかしてはいけないのか。
仮に自分がもし自分で何もかも出来なかったら、
今の生活のどれだけのことができなくなるのか。
そう考えると、多くのわがままを手足に対して指令していることにもなるでしょう。
また、それはわがままともいわないのかもしれませんね。
恋してもいいじゃない
障がい者が人を好きになることもあるでしょう。
鹿野はボランティアの田中久(三浦春馬)が連れてきた彼女でもある安堂美咲(高畑充希)に恋をしてしまいます。
久の彼女と知らずに好きになり、最後はプロポーズまでしちゃいます。
結局はフラれるのですが、大きなハンデを背負いながらも恋して告白するという姿は立派でもあります。
また、美咲を演じる高畑充希の演技力の高さを再認識します。
序盤ではわがままを奮う鹿野にキレていましたが、
鹿野は好きな人とのデートで排泄してしまうという恥ずかしい姿を晒してしまったりします。
そんな辛い部分も全部見られてしまう鹿野に美咲の気持ちが動かされます。
鹿野のプロポーズを対等な立場で断る美咲は特に良かったですね。
ラストシーンについて
ラストシーンは死が近づいている鹿野は旅行をします。
そこでわざと倒れて、田中と美咲を旅先へ来させて仲直りさせます。
そして、7年後に二人は夢を叶えて結婚することになります。
鹿野の死は描かれてはいませんが、旅行の後あたりにでも亡くなったということでしょう。
印象的なシーン
印象的なシーンを上げるとすると、鹿野と美咲が2人きりのシーンでしょうか。
面白かったのが美咲が鹿野に頼まれて辞書を取るところでエロビデオを発見してしまったシーンですね。
美咲の直球すぎる質問と鹿野のとまどう感じは見ごたえありました。
こういった性欲の処理みたいなのって作品として描きにくいし、すごく疑問が生じるところでもあります。
鹿野と田中が一緒にビデオを視聴しているシーンなんかもあったりしますが、
うまく面白げに描いているところが良いですね。
この映画から伝わる事
この映画から伝わる事は【前向きに生きる】ということでしょうか。
主人公である鹿野は難病を抱えながらも、
英検に合格してアメリカに渡るという壮大な夢を持って生きています。
マイナス思考になりがちな状況であろうと、前向きに生きる姿が人々に力を与えるのかもしれませんね。
ボランティアの田中は医者になるという夢を一度はやめようとしたが、叶えました。
そして彼女である美咲は嘘を現実にして先生になりました。
病は気からなんて言葉があるように、気持ちを前向きにさせてくれる作品ではないでしょうか。
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