箱入り息子の恋

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【箱入り息子の恋】です。

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星野源が初主演という話題作だったかもしれませんね。

「逃げるは恥だが役に立つ」が好きな方には良いかもしれません。

というのも主演の星野源が同じようなキャラクターだったりします。

ちなみにこの映画の3年後に「逃げ恥」が放送されたので、

星野源の俳優の原点というところでしょうか。

それでは簡単な情報です。

【箱入り息子の恋】

 

2013年6月公開

 

監督:市井昌秀

脚本:市井昌秀 田村孝裕
主演:星野源、夏帆

 

この映画を見る

後半で少し泣きそうな場面もあり、面白い作品だと思います。

簡単な内容としては35歳の実家暮らしの市役所で働く童貞男が主人公で、

お見合いをし、その女性に恋をします。

しかし、その女性は目が見えないという障がいを背負っています。

だからこそ成り立った恋の行方は・・・という感じです。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

主人公の性格はちょっと怖い

主人公の天雫健太郎(星野源)は35歳で童貞、彼女いない歴が年齢と同じという男性です。

実家暮らしで仕事は市役所勤めで昇進は一切していないが、

遅刻、欠勤などなく真面目な性格で貯金がかなり多い堅実な男性という設定です。

趣味はゲームでカエルを飼っていて、カエルの鳴き声のものまねが特技という不思議な面も持ち合わせています。

市役所だからこそ、こういう性格でも何とかなってきたという感じでしょうか。

女性に対してもかなり奥手で人見知りも激しい性格でもあります。

とにかく不器用なタイプであるということはこの作品でも感じるところでしょう。

ただ、健太郎がちょっと怖いなという一面が多々見られます。

趣味に関しては人それぞれですし、何も思いませんが、

感情を抑えられないというのが怖いところです。

前半でお見合いが破断になったあとのシーンなのですが、

自分の部屋のモノをめちゃくちゃにして壊したりして激しく怒りを露わにします。

さすがに見ていて、ちょっとやりすぎ感があります。

モノに八つ当たりをしてしまうというのはあまり良い光景ではありません。

感情の落としどころがないのかもしれませんが、

それまでの人生観を考えると、大事なモノなどもけっこう多い棚に見えます。

それを一瞬で壊してしまうところに違和感がありました。

また、もうひとつは最後のシーンです。

描写はもうストーカーかなという感じでもあります。

一歩間違えればストーカーという性格なのかもしれませんね。

一途な恋とストーカーというのは実は表裏一体というところでしょうか。

出会いはちょっと偶然すぎるか?!

出会いはお見合いと見せかけて、実は違ってもいます。

雨の日に健太郎は雨宿りしている今井奈穂子(夏帆)に自分の傘を渡します。

これは優しさもあるでしょうが、一目惚れに近いものでしょうか。

そして、お互いの両親が親の婚活相談会で顔を合わせていました。

そこで今井夫妻は健太郎のプロフィールを見ただけで弾いていたのですが、

妻の今井玲子(黒木瞳)は娘の借りた傘に書いてあった名前の「天雫」という名字にピンときて、二人をこっそり会わせます。

あまりにも偶然な出会いですが、

ドラマなんてのはこんなものでしょう。

偶然というか運命なのかもしれませんね。

両親がどちらも悪い

この作品でネックとなるのは間違いなく親になります。

箱入り息子と視覚障がいを持っている娘の純愛がメインではありますが、

お互いの両親が邪魔をしてしまうのです。

どちらの親も子供に幸せになって欲しい、結婚させたいという願望を持ちながら、

失態を繰り返すのですから、見ている方はちょっとイライラするかもしれません。

息子や娘の恋愛に親が口出しするのですから、お見合いというのは厄介なものでもありますね。

しかし、面白いのはまったく対比している点でしょう。

天雫夫妻は夫が肯定的で妻の方が否定的な部分があります。

これは息子を持つ親だとそうかもしれませんね。

健太郎をお見合いに行かすために夫・天雫寿男(平泉成)は格闘ゲームでコンピュータ相手に勝つと言い夜更かししてがんばります。

何気に妻はその相手をあっさりと倒してしまうのですが。

しかし、妻の天雫フミ(森山良子)は健太郎が車で怪我をした際に、恋人の奈穂子を突き放しました。

一方の今井夫妻は妻は娘の恋愛に協力的ですが、夫の今井晃(大杉漣)は反対します。

これまた娘を持つ父親にありがちなスタイルかもしれませんね。

しかも終盤では健太郎にかなりの暴力を奮う姿は恐怖でしかありません。

もはや殺人すら犯す勢い。

特に終盤の健太郎を殴るシーンはやりすぎ感しかありませんでした。

これを止められない玲子を見ると、この家庭の夫妻の立ち位置がわかる気もします。

箱入り娘の恋

この作品のタイトルは「箱入り息子の恋」ではありますが、

一方で「箱入り娘の恋」でもあります。

今井奈穂子視点で見ても面白いかもしれませんね。

とにかく、この夏帆の演技に見入ります。

視覚障がいを持った娘役を期待以上に演じています。

特に吉野家で涙を流すシーンが素晴らしいですね。


クライマックスが・・・

この作品の賛否両論となる部分は間違いなくクライマックスシーンです。

普通のハッピーエンドを期待している視聴者も多いかもしれませんが、

この作品はそんなにうまくいきません。

健太郎の奇行と言える行動が見どころでもあります。

吉野家で涙を流しながら食べる奈穂子を見て、健太郎は奈穂子の思いを感じ取ります。

ただ、正面から父の晃に向かっても門前払いを喰らうのはわかってもいます。

だからこそちょっと現実離れした行動を取るというところでしょう。

市役所を初めて早退した健太郎は、今井家に向かいます。

そして2階にいる奈穂子に会うために、柱を登るのです。

もうここまでのシーンはストーカーのような怪しい人物にしか見えません。

これ警察がいたら、間違いなく捕まりますよね。

さらには2階を目の前にして今度はカエルの鳴き声を必死にします。

これに奈穂子が気づいてベランダに出るのですが、

あの状態でカエルの鳴き声を繰り返す描写はもう通報されても言い訳出来ないレベルでもあります。

さらにここからも凄い展開なのです。

部屋に入ることに成功した健太郎は奈穂子とリベンジのエッチしちゃいます。

その声が漏れて親にバレるという最悪の展開に進みます。

さすがに、家に健太郎がいるだけでも不自然なのに、

それが裸で娘とエッチしているというのだから、父がキレるのもわからなくはありませんが。

殴られても立ち上がる健太郎は父を交わして逆から奈穂子の手を掴もうとしますが、

足を踏み外して勢い余って2階から落ちて重症に・・・。

二人はそう簡単には結ばれない。

そんな終盤でもあります。

ラストシーンについて

こうなってくると、もうラストシーンは想像つかなくなってきます。

2階から落下した健太郎が生きているかが焦点ですかね。

健太郎のゲームを天雫夫妻が楽しむシーンはまるで健太郎が亡くなったのかと思わせましたが、

健太郎は重症で入院。

そして点字を使った手紙を奈穂子に送ります。

それを微笑みを浮かべて読む奈穂子。

そんな二人のシーンで終わります。

結局、結ばれたわけでもなく繋がって入る二人。

タイトルの「箱入り」を解くことはできなかったということでしょう。

印象的なシーン

印象的なシーンは吉野家の場面と言いたいところですが、

ちょっとひねって、同僚の船越(穂のか)と食事するシーンが何気に興味深いですね。

恋をしている人に近づきたいと思うのは恋バナが好きな女子的感情でしょうか。

1人でお酒を飲みまくる船越はかなりストレス溜まってるなというところですね。

この船越がズバリいろいろ健太郎を問い詰めたりします。

酔った勢いで、船越と何かあったら怖いと思いましたが、

このあたりは健太郎の一途さ、真面目さを表現したシーンというところでしょうか。
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この映画から伝わる事

この映画から伝わる事は【親と子の気持ち】というところでしょうか。

この作品では親目線と子供目線で大きく違うところがあるでしょう。

子の恋愛に親がどこまで関り、子の好きという気持ちを阻害するのは

親の身勝手やわがままではないか、などが焦点でもあり考えさせられます。

私は結婚する際に母は既に亡くしていて、父だけであり特に親の了承というものは不要でしたし、結婚の報告という感じでした。

また、妻側も親がそこまで立ち入らなかったので、結婚の報告もあっさりとしたものでした。

この物語でも男性側は寛容なのに対して、女性側は事情が複雑でもあったことでしょう。

そして必ずネックとなるのが女性側の父親でもあります。

父の娘愛というのは強いものがあることが一般的でしょう。

相手の男を見定めるということですね。

市役所で昇進なしの堅実タイプで父の好きなタイプではないのでしょう。

それでも娘の気持ちを一切考えないあたりはいかがなものでしょうか。

ただ、好きというだけで健太郎も視覚障がいについてちょっと安易に考えているのではないかという部分もなくもないですが、

ラストのカエルの鳴き声で聴覚を使って呼ぶというのはなかなかセンスあるなと感じました。

この作品では二人の恋の行方はゴールまで描かれていませんが、

思いが伝わるかというよりは親が子離れできないという方が問題でもあるかもしれませんね。

親の世代でも子の世代でも楽しめる作品ではないでしょうか。おすすめです。

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