くちびるに歌を

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【くちびるに歌を】です。

新垣結衣が主演で三木孝浩監督ということで選びました。

三木孝浩氏は素晴らしい邦画がたくさんあって私が好きな一人でもあります。

数字に騙されるな!映画サイトレビューの低評価を決める5つの理由とは?

それでは簡単な情報です。

【くちびるに歌を】

 

2015年2月公開

 

監督:三木孝浩

脚本:持地佑季子 登米裕一
主演:新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里

 

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簡単な内容は突然、合唱部を引き受けることになった臨時の先生がやる気がなかったが、

生徒たちの姿を見て、徐々に真面目に指導し合唱コンクールに導くという感じです。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

臨時の先生は元天才ピアニスト

合唱部の顧問である松山ハルコ(木村文乃)が妊娠したということで産休に入ることになります。

そして、その代役を任されるのがハルコの同級生でもある柏木ユリ(新垣結衣)です。

ユリは元天才ピアニストということで、合唱部でも話題となりますが、

なぜかピアノを弾いてくれません。

これはよくある過去のトラウマというやつでしょう。

序盤から笑顔もなく、ぶっきらぼうなユリだけに新垣結衣の笑顔が見たいという人はちょっと寂しい思いをします。

先生目当てで男子が入部

美女でもあるユリが顧問となったことで男子生徒がユリ先生目当てで入部してきます。

ここで謎なのはハルコ先生もヒケを取らぬ美女なのになぜ部員は女子だけしかいなかったのかというところでもありますが、そのあたりは目を閉じておきましょう。

男子が入ったことにより、合唱としては結果的には良くなりましたね。

共学であれば、男女混合の合唱部の方が魅力的ではありますよね。

先生の過去

ユリがピアノを弾かなくなったのは婚約者を亡くしたためでした。

そんなユリでしたが、生徒に書かせた「15年後の自分への手紙」の桑原サトル(下田翔太)の自分が何のために生きているか、

そして産休中のハルコがユリのピアノを待ってる人が必ずいる、

さらにはユリ自身が過去に書いた手紙には「ピアノで多くの人を笑顔にしたい」と。

そんな思いが交錯して、ユリはピアノを弾くように決意します。

自閉症の兄を持つ生徒

物語の中で、ユリを大きく変化させたのが桑原兄弟の存在です。

自閉症の兄・アキオ(渡辺大知)を持つサトルは手紙に自分の生きている意味を書きます。

そこには自分は兄の世話をするために生まれてきたと書かれています。

自分の生まれた意味、やるべきことがわかってるから将来に不安はないと。

サトルは部活に入部した際も、アキオの迎えがあるからと練習に参加できなくなるので辞めようともしました。

サトルの人生って何なんだろう、と感じさせます。

アキオにいろいろ背負わせるこの両親、特に部活を諦めさせようとする父にはちょっと残念にも感じるところでしたね。

それにしてもこのサトルという少年はすごくしっかり者だなというところですね。

また、彼は歌がうまく、声も綺麗ということで合唱部に必要な存在だったりします。

サトルの今後の人生はどうなるのかなというのも気になるところです。
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ラストシーンについて

ラストは合唱コンクールの場面となります。

合唱コンクールに来るはずだったハルコが急遽これなくなりました。

戦意喪失といった生徒たちでしたが、電話越しで声を聞かせることにします。

みんなの気持ちがひとつとなり、合唱コンクールは見事に入賞を果たします。

そして、合唱コンクールの会場に入ることが出来なかったアキオの前でみんなで歌います。

また、臨時であるユリが辞める際には生徒たちみんなが出迎えてさよならを言います。

印象的なシーン

印象的なシーンはユリがピアノをついに弾くというところでしょうか。

序盤からユリはいつピアノを弾いてくれるのかというのがひとつの焦点でもありました。

早くユリが笑顔でピアノを弾いているところが見たい!というのが多くの意見だったでしょう。

また、この時に生徒たちがしっかり静かに見えないところで聴いていて、

弾き終わったところで先生に寄り添います。

この素直な生徒たちに気持ちが和らぐところでもあります。

全体を通して、ここの生徒たちってすごく平和で優しいなというように感じます。

長崎県という舞台というのもそのあたりを表しているのかもしれませんね。

都会の風景とは違う部分に良い青春時代を感じます。


この映画から伝わる事

この映画から伝わる事は【誰のために生きるのか】という部分でしょう。

サトルは兄の病気のために自分の人生を生きていくというのがはっきりしています。

そんな中、主人公であるユリは過去のトラウマからずっと逃げたままでいます。

いったい誰のために何をしていくのか。

過去を引きずり、誰のためにもならずにこのままでいいのか。

生まれてくる意味とは何なのか。

父親から捨てられたという生徒がいたりもします。

生きているうちに苦しいことというのは必ずあることでもあります。

それは乗り越えなければいけないことです。

そして、また誰かを笑顔にすることだってできるし、

誰かを笑顔にすることで自分もまた笑顔になり幸せに生きることができるものです。

そんな生き方というものを教えてくれる作品ではないでしょうか。

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