カノジョは嘘を愛しすぎている

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観た映画は「カノジョは嘘を愛しすぎてる」です。

正直、かなり面白いし、観ておいた方が良い映画です。

amazon primeでの評価も高く、私も観て良かったと思える映画です。

この先読まずにまずは観てみることをおすすめします。

それでは簡単な情報です。

映画情報
【カノジョは嘘を愛しすぎてる】

2013年12月公開

監督:小泉徳宏

脚本:吉田智子 小泉徳宏

主演:佐藤健、大原櫻子、三浦翔平

この映画を見る

私がよく見ている佐藤健主演映画です。

この映画は音楽系の恋愛ものというところです。

音楽モノで最近観たものと言うと「キセキ」や「私の人生なのに」なんかがありますが、

断然にこっちのが好きですね。

また監督が「タイヨウのうた」と同じだったんですね。

懐かしい!!あの映画が好きだった人には良いでしょう。私も観てました。

簡単なあらすじとしては大人気バンドのプロデューサーが何気なく声かけた女子高生に

最初は嘘を付いていたが、次第に本当に好きになっていきます。

しかも女子高生は天性の歌声を持っていて、自分と同じレコード会社に見出されデビューする。

来月からドラマ化されるという浜崎あゆみの自伝的小説「M-愛すべき人」にも通じるところがありますね。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

音楽のレベルが高い、その理由は?

この映画「カノジョは嘘を愛しすぎている」で一番の魅力は音楽です。

とにかく音楽が全体的にレベルが高いです。

すべてオリジナルで、圧倒的なクオリティです。

それもそのはずで、調べてみると、あの亀田誠治さんが音楽プロデューサーとなっていました。

ちなみにこの段階で私はまったくこの方を知らなかったです。

亀田誠治さんとは東京事変のメンバーで音楽プロデューサーでもあります。

多くのアーチストに楽曲を提供していたり、名曲も数多く生み出していたりします。

そりゃ、すごいはずですよね。

そしてこの映画で使われている楽曲の多くはCD化されたり、カラオケ配信やサブスク配信されていたりします。

CRUDE PLAYがカッコいい

映画の主役となるバンドがCRUDE PLAY通称クルプレ(クリプレ?)です。

坂口瞬(Vo/EG)(三浦翔平)、篠原心也(Bass)(窪田正孝)、

大野薫(Guitar)(水田航生)、矢崎哲平(Drum)(浅香航大)の4人のメンバーとなっています。

もちろん、この映画で作られたユニットです。

なんとなくですがGLAYをイメージしているように感じましたね。

出す曲すべてがチャート1位とかまさに全盛期のGLAYみたいな感じでしょうか。

リズムやメロディも近い感じがします。

デビュー前は小笠原秋(佐藤健)がメンバーだったが、急遽、篠原と交代しています。

また楽曲はすべて小笠原秋が手掛けていています。

これはあくまで映画内の設定ですが。

ちなみにリアルだと亀田誠治の作曲ということですね。

あまりの映画の人気もありCRUDE PLAYの楽曲はCD発売されていたり、サブスク配信もされていたりします。

また、カラオケにもあったりしますので映画が好きな方は歌ってみたいところですね。

CRUDE PLAYを聴いてみる

楽曲についてはこちら

MUSH&Co.も素晴らしい

さらにこの映画ではクルプレだけでなく、MUSH&Co.もなかなか良いですね。

というのもこの小枝理子(大原櫻子)の歌声が素敵です。

大原櫻子はアルバムもその後に発売しているので聴いてみても良いでしょう。

そして映画で使われた楽曲も収録されているので、映画を見た方は楽しめそうですね。

こちらもサブスクで聴けるのでおすすめです。

大原櫻子(MUSH&Co.)を聴いてみる

ちなみにCRUDE PLAYのマネージャーでもある高樹総一郎(反町隆史)が川沿いでスカウトしました。

篠原心也初のプロデュースとして「明日も」でメジャーデビューという設定です。

MUSHは理子のマッシュルームみたいな頭みたいなところからネーミングされているっぽいですね。

スキャンダルが2人を引き離す

この映画の切なさは両想いなのにうまくいかないところでしょう。

一緒に歌を歌っているところなんかは幸せそうで楽しそうな表情をしてますね。

そんな二人を引き離したのがスキャンダルでした。

秋と理子が一緒にいるところを週刊誌に撮られてしまいました。

このままでは理子のデビューが台無しになってしまうということで、

これをマネージャーがもみ消します。

週刊誌にネタを売るわけですね。

それが茉莉(相武紗季)と秋が付き合っているという昔の写真を基に。

レコード会社が茉莉と秋が付き合っていると認める形で、

秋と理子は付き合っていて通じ合っているにも関わらず、別れたことにされちゃわけですね。

しかも、これですが、最後までこの事実を理子は知らないように見えます。

勘づいたのかは定かではないところです。

このあたりはちょっと悲しいところですね。

相変わらずの相武紗季

なんといってもこの茉莉の存在もまたマッチしてますね。

相武紗季って本当に人の男を取る役をやらせたら最強ですね。

といっても、この映画の場合は元々付き合っていたのは秋と茉莉でもありました。

しかし、秋はあっさりと別れを告げたにも関わらず、茉莉はずっと好きだったのでしょう。

すごい執着心ですね。ピッタリな役柄かもしれません。

マネージャーが何気にレベル高い

CRUDE PLAYを仕掛けたプロデューサーというかマネージャーなのか高樹の存在もいいですね。

反町隆史ももうこういう役どころで使われるんだな、と私の世代としては感慨深いところです。

昔は主演クラスだったんですけどね。

音楽の裏の世界をぶちまけていますね。

実際はどこまで本当かわかりませんが、CRUDE PLAYの音も実際はプロの別の音を使っていたりします。

また、理子の歌声を聴いて、すぐに声をかけてスカウトしたあたりは流石というか見る目はあるんだなというのがわかります。


ラストソングで・・・

秋と理子は両想いのまま別れるはめに・・・。

秋は理子に嘘の思いを伝えて泣き崩れました。

その時に出来上がった曲が最後の曲ですね。

そしてこの曲の歌詞こそが秋の本当の想いということでしょう。

歌詞はこちらから見ることが出来ます。

この歌詞を見るだけでいろいろな想いが伝わってきます。

映画全体を振り返るような感じがしますね。

秋はこの曲を理子のキーでデモを作りました。

それを瞬から伝えられて聴いてみることに。

そこで本当の秋の気持ちを理子は知ることになります。

好きだけど、今は夢を追って行こうという歌詞にすべてが詰まってましたね。

その思いを知りながら、理子はデビューライブを終えました。

そして、ライブが終わった後にライブ会場に秋が現れ、

最後に一緒に理子に対する秋の気持ちを歌ったこの曲「ちっぽけな愛のうた」を歌います。

ここまでの橋渡しをしてくらた瞬にも感謝ですね。


ラストシーンの謎を考察

ラストシーンはエンドロールが流れた後に続きます。

エンドロールで絶対に見るのを辞めないように注意しましょう。

エンドロールの後に本編が流れるという映画はよくありますね。

この映画の場合は「ちっぽけな愛のうた」を聴かないと物語を知る意味でもいけませんので、

この作りは納得というところでしょう。

最後は秋と理子がお互いに別々の道へ進んだと思ったら、

理子を後ろから秋がハグしました。

そこで物語は終わりました。

このラストシーンはレビューなんかを見ると賛否両論でしたね。

ちなみに私は原作とかは全く読んでいません。

ストーリーとしてはっきりしないというか、視聴者の感性におまかせといったところでしょうか。

しかし、歌詞を見ると、だいたいの流れはわかるのではないでしょうか。

「ちっぽけな愛のうた」の歌詞でのこのフレーズ。

手のひらに掴んだ夢を
今は追い続けていこう
1人でもきっと超えてゆける

引用:「ちっぽけな愛のうた」より

手のひらに掴んだ夢というのは理子のMUSH&Co.のデビューのことですね。

その夢を追い続けてもらいたいという秋からのメッセージ。

秋は秋で海外で自分の夢を追い続けることでしょう。

そして二人の愛は今は叶わないということが伝わります。

自分(秋)に対して暗闇から連れ出してくれたように、

理子はファンのために歌い続けて欲しいということでしょう。

続いてこの歌詞。

いつかボクの笑顔が
キミの笑顔とシンクロするといいな

引用:「ちっぽけな愛のうた」より

あまり笑顔を見せなかった秋。

秋の笑顔というのは秋が本当にやりたかった音楽を成功させた時に出るでしょう。

それは海外へ行っての数年後を意味するでしょう。

そしてそれがいつになるかはわからないが、

二人の笑顔が同じ位置に立った時に二人は結ばれるということになるでしょう。

その時には茉莉のようにMUSH&Co.の理子が世間に認められていて二人の愛は祝福されるはずでしょう。

アーチストである故の複雑な恋愛事情を鑑みることができます。

スキャンダルなどによって潰されてしまう愛・・・。

2020年になった昨今はこういったことを擁護してくれる風潮になりつつあるように思えますね。

使われている楽曲をまとめてみる

この映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」に使われている楽曲などは

公式のMUSIC BOXのCDに収録されています。

注目曲ピックアップ

「INSECTICIDE」CRUDE PLAY

冒頭のオープニングシーンで出てくる曲。

ライブで盛り上がりそうな楽曲。

この映画楽しそうだなと思う瞬間という曲ではないでしょうか。

「明日も」MUSH&Co.

理子がボーカルを努めるMUSH&Co.のデビュー曲。

篠原心也がプロデュースしています。

「サヨナラの準備は、もうできていた」CRUDE PLAY

この曲を口ずさんでいた秋を理子は好きになりました。

思い出の一曲。

「卒業」 CRUDE PLAY

理子が好きなCRUDE PLAYの楽曲。

映画でも昔のシーンで出てきています。

「祈り」茉莉

茉莉のヒット曲。相武紗季が歌っている曲ってレアではないでしょうか。

「ちっぽけな愛のうた」 小枝理子& 小笠原秋

エンディングで流れる秋の理子に対する想いが詰まった楽曲。

サブスクで配信されていますので、是非聴いておきたいですね。

印象に残ったシーン

印象に残ったシーンは総じて言うと、

秋の演奏で理子が歌っているシーンでしょう。

秋のスタジオでのシーンと最後のライブ後のシーンですね。

秋と理子がセッションしている時が一番表情が良いのが見て取れます。

特に理子の表情にはよく表れています。

好きな人にだけ見せる笑顔とはまさにそれでしょう。

大原櫻子をこれまでに聴いたことなかった私でも彼女の良さをすごくわかるところでもありました。

気持ちく歌っていますよね。

また、佐藤健の演技力は本当に素晴らしい。

彼の映画を最近よく見ているが、様々な役柄をこなしていますね。

ファンになる方も多いはずです。

この映画で伝わる事

最後にこの映画で伝わる事です。

なかなかひとまとめで言うと難しいのですが、【心で繋がっている愛】というところでしょうか。

この映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」で一貫して言えるのが

本当と嘘というのは言葉ではわからないというところです。

映画タイトルにもある「嘘」というのも関係しています。

言葉での「嘘」はなんとでも言えるし、それが本当か嘘なのかは言葉ではわからないところ。

映画では歌を通じたり、表情を通してそれが伝わってきます。

タイトルで彼女を「カノジョ」とカタカナで表しているのも

本当の彼女(理子)とカノジョは違うものであったり、表面上ではわからない本心なんかもひっくるめて、

「カノジョ」と表現しているのではないでしょうか。

また、アーチストや有名人あるが故の恋愛の難しさも伝わるところです。

とにかく、たくさんの音楽にも出会えますし、

観ておきたい映画のひとつと言えるでしょう。

観た事ない方は是非観て欲しいおすすめの作品です。

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