僕だけの先生~らせんのゆがみ

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【僕だけの先生~らせんのゆがみ】です。

R-15指定となっていますのでお気をつけください。

男性の方が楽しめる作品ですね。

女性の方にはちょっと刺激が強く怖かったりするかもしれません。

それでは簡単な情報です。

【僕だけの先生~らせんのゆがみ】

 

2016年11月公開

 

監督:城定秀夫

脚本:城定秀夫、 長濱亮祐
主演:湊莉久 、和田みさ 、橋本雄大 、徳元裕矢

 

この映画を見る

まるでアダルトビデオを見ているような描写だったりするのですが、

思いのほか、展開としては面白く、ついつい最後まで見てしまいます。

そして、後半になればなるほど怖くなります。

ちょっとホラー映画のような感じもして、いろいろな楽しみ方があるのかなとも感じます。

簡単な内容としては女子大生が高校生の家庭教師をするのですが、

トラブルが生じるという感じです。

詳しく書けば書くほどやばく、ネタバレになりますのでまずは見ることをおすすめします。

ちなみに裸の多い主人公でもある湊莉久はAV女優だったりします。

とにかく濡れ場がめちゃ多いです。

映画を視聴する

ここからはネタバレに注意してくださいね。

家庭教師という危険すぎるアルバイト

21歳の女子大生である美雪(湊莉久)は間宮清彦(橋本雄大)の家で家庭教師を始めます。

時給が高く、魅力的なアルバイトではありますがこの映画見るとやりたいという女子大生が減りそうですね。

逆に男子高生は女子大生に教えられたいとか思いそうですね。

美雪が教える間宮家は姉の智子(和田みさ)との二人暮らしです。

とにかく怖いのがこの智子の存在です。

最初は普通に美雪は清彦に勉強を教えているのですが、

清彦は受験生で童貞であり、性欲に溢れる学生でもあります。

さらに東大を目指す賢い理系の学生だけあって、

なんと睡眠薬を自分で隠れて作っているのです。

要するにこの睡眠薬を家庭教師の美雪に飲ませて、レイプしようと試みるのです。

ただ、童貞であまり経験なくちょっと臆病なところもあるんですよね。

さらには隠しカメラを設置してスカートの中を撮影したりと、

ちょっと変態なのではというような雰囲気があります。

しかし、思春期の男性であればそれなりに誰しも興味を持つことでもあるので

女性の方はあまり引かないようにしてもらいたいところでもありますね。

睡眠薬を飲ませるくだりはけっこう面白い手法を使うなという感じで、

清彦の賢さもわかります。

美雪を睡眠薬でようやく眠らすことに成功し、

ベッドに押し倒し、裸を見て清彦は鼻血を出します。

このあたりは純粋な学生にも見えますね。

ここで、姉の智子が帰ってきて、現場を見てしまうのです。

これで事情を知って、美雪がアルバイトを辞めてしまうのも困るので

なんと姉は美雪を監禁するのです。

しかもなぜか裸で最初は監禁してたりします(笑)

美雪は何度か脱出を試みますが、失敗に終わります。

とにかくこの脱出の際の姉に見つかるあたりがめちゃくちゃホラーです。

姉がリアルすぎて怖い

見どころのひとつはこの姉・智子の存在です。

弟との二人暮らしなのですが、仕事は売春です。

おじさんなどを相手にセックスしてお金を稼いで生活してるのですから驚きですよね。

しかも女子高生姿とかあったりします。

家にいる感じだとお母さんに見えるくらい老けてるのですが、

売春している時はけっこう若く見えるものです。

売春している描写はかなりリアリティがあります。

実際にこういうことしてる人ってけっこういるんでしょうね。

ただ売春するだけならまだしも、この人の場合は財布から必要以上にお金を抜くところが

怖いし、最悪です。

そして、この姉は過去に義理の父を殺して弟と一緒に庭に埋めているという衝撃の事実を持っていたりします。

とはいえ、この父がまた最悪だったりするんですけどね。

そうした悪い過去がこうした人格を作り出してしまったということでしょう。

監禁しながらも、ちゃんと食事を与えていたりするところはちょっと感心します。

また、清彦にエロ本を買ってあげるところはいいのですが、

それを覗いてオナニーし始めるのは凄いですね。。。

この人、展開次第では絶対に弟とプレイするのではないかと思いましたね。

受験生は意外と優しく普通?!

受験生である間宮清彦は意外と普通な学生ではないでしょうか。

最初は変態だったり、異常な性癖の持ち主なのかなとも感じますが、

性に興味を持ち始めた学生なら、一度は考えたことあったり、

興味を持つようなことなんですよね。

さすがに睡眠薬を作ったり、本当に実行する人は僅かではありますが、

誰もがAVとかでは楽しんでみたりしている世界だったりします。

それが現実に起こっているという感じですね。

そして終盤では監禁された美雪を救う優しさを見せました。

しかし、そこで彼が発したのは

「逃がすかわりに、やらせて」でしたね。

ある意味、さすがという感じです。

これで童貞を無事に卒業したわけですね。

その後のなんだか空が変わったような変わっていないような世界観が

男性ならわかるかもしれませんね。



ラストシーンはどうなった?!

ラストシーンはちょっと視聴者の想像に任せる感じでしたね。

清彦と智子は庭で会話していて、姉の智子は美雪がいなくなったことにまだ気づいていませんでした。

気付いてからどう思うのかはわからないところでもあります。

発狂し始めるんですかね・・・。

ただ弟がやったことなので、許すとは思いますが。

一方の美雪は帰路に向かう途中で警察とすれ違います。

このことを警察に伝えて、姉の逮捕に繋がるのかが謎でもあります。

警察に事情を説明して、姉が逮捕される証拠が出るのか。

庭の死体が見つかれば逮捕にはなるかもしれませんが、

見つからないと逮捕に至らないケースもありそうですね。

そうなった場合、美雪は引っ越しでもして遠く離れないと怖いでしょう。

とはいえ、美雪はなんか姉に恨みを買うようなことをやったのか、と思うと特にありませんからね。

いずれにせよ、ラストを変に解決させてないところはこの作品の魅力のひとつかもしれません。

印象的なシーン

初めはそんな有名な作品でもないし、つまらないかなとも思いましたが、徐々に引き込まれますね。

さて、印象的なシーンを挙げるとすると、やはり最後の清彦が美雪を逃がすところでしょう。

もう姉がいつ帰ってくるかはドキドキものでしたね。

帰ってこないでくれ、と願ってしまいましたね。

また、清彦が童貞を卒業したのがなぜか少しホッとしました。

清彦の「やらせて」に対して美雪が即答で「いいよ」と言ったのが印象的です。

好きでもないけど、逃げられるのならセックス1回くらい・・・という思いが伝わります。

この「いいよ」の表情が個人的に好きです。

そして淡々とプレイして、童貞の清彦をリードしてあげる感じに少し可愛さを感じます。

この部分だけでもアダルトビデオのひとつの作品になってしまってるのですが、

全体を通すとAV女優である湊莉久の演技力はなかなかなのではないでしょうか。



この映画から伝わる事

さて、最後にこの映画から伝わる事です。

アダルトな内容ではあるものの、ストーリーとしてはしっかりしていたりします。

メッセージのひとつとして【環境が人を変える】というのが伝わります。

それは間宮家の兄弟に言えることですね。

姉と弟の育った環境が今の彼らを作り出してしまっています。

人は育つ環境で大きく変わります。

姉は現代だと嫌な奴とも思うところもあるかもしれませんが、

性的な虐待を受けていた過去を考えると同情の余地はあるし気の毒すぎますよね。

弟も窮屈な生活だったり、昔から義理の父が姉にしたことを見て育っていると思うと・・・。

しかも弟は義理の父から姉を救おうとしましたからね。

そんなところへ家庭教師として来てしまった美雪はまた被害者なわけですが、

時給の高いバイトにはこうしたリスクがあるということを知った方が良いかもしれませんね。

彼女にとっても良い勉強になったところもあるでしょう。

なかなか見どころある作品なのでご興味ある方は是非見てみましょう。

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