ヒロイン失格

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

今回観たのは【ヒロイン失格】です。

高校生の恋愛ストーリーという感じです。

内容としては女子高生はもちろん、若い方向けかもしれませんね。

それでは簡単な情報です。

映画情報
【ヒロイン失格】

2015年9月公開

監督:英勉

脚本:吉田恵里香

主演:桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎、福田彩乃

公式サイト

この映画を見る

わりかし最近の恋愛学園ものです。

あまり見ないような展開だったり、ストーリーだったり視点だったりするので、

面白い部分もあります。

人気漫画が原作のようですね。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

ヒロイン松崎はとりについて

この映画のヒロインは松崎はとり(桐谷美玲)であるはずです。

そのはとりがヒロインらしくないというのが見どころのひとつと言えるでしょう。

けっこう、多くの映画の主人公っていい人が多いじゃないですか。

でもこのはとりはちょっとお調子者だったり、性格もそんな良いように感じないんですよね。

特に序盤はヒロインが吾妻三輪子(安達未帆)がヒロインだったっけとか勘違いする部分もあります。

ヒロインがヒロインらしくないのですが、後半で成長していきます。

そのあたりの描写が面白いなと感じました。

特に後半で弘光と付き合ってる時のはとりは可愛すぎですね。

恋愛していると女性は可愛くなるっていうのをしっかり表現していますね。

ライバルの存在感が見どころ

この映画の一番の魅力というか、支えているのが吾妻の存在でしょう。

最初はいじめられていて、ヒーローである寺坂利太(山崎賢人)に助けられその後に利太と付き合うことになります。

そのあとは利太を狙うはとりとバトルとなるわけですが、

後半では利太を取られたくないという思いでちょっと偽善者で悪役となります。

その演技力がこの映画でかなり際立ちます。

偽善者と言われながらも、後半の利太を取られてしまいそうなあたりでは

けっこう吾妻側の気持ちに感情移入してしまうと切なく感じたりします。

かわいいわけでもなく、むしろあまりかわいくないように演じているところも凄いですね。

こうした意地悪だったり、嘘ついてみたりって絶対誰でもやりたくなることですよね。

対照的な性格の主人公

この映画のもう一つの見どころが対称的な性格のイケメン男子学生でしょう。

ヒーローの寺坂利太は優柔不断で不器用でネガティブで男からしたら絶対嫌いなタイプの人が多いのではないでしょうか。

ただ、かっこいいだけって感じが目立ちます。

もちろん、根はいいヤツなんですけどね。

本当ははとりが好きなはずなのに、自分のことを確実に好きである吾妻と付き合いますからね。

好きでもないのに付き合うというのはどうなんでしょう・・・。

結局、最後ははとりと結ばれて、吾妻を傷つけてしまいます。

一方の弘光(坂口健太郎)はというと、積極的でモテモテタイプ。

行動力があり、けっこう軽い感じがしますがさわやかで笑顔が素敵だったりします。

こっちがヒーローなのではという感じにも見えるのがこの映画の面白いところ。

この二人のどちらが好きからは意見が分かれるところかもしれませんね。

実名登場の芸能人

この映画では芸能人が実名で登場したりします。

このあたりはコメディタッチで笑える部分でもあるでしょう。

中尾彬、柳沢慎吾、六角精児が出演していますが、

特に六角精児って騒ぐほどの存在じゃないですよね(笑)

それに柳沢慎吾の登場はめちゃくちゃ意味不明でした。

このあたりはちょっと笑えるシーンでもありますので必見かもしれませんね。

印象的なシーン

印象的なシーンですが、序盤のバラエティチックなシーンですね。

特に学食のオヤジ(竹内力)の迫力が凄いですね。

これはまさにフジテレビでやってる「スカッとジャパン」の竹内力と同じですね。

これぞヒーローという感じで助けたりします。

もはやヒーローは利太よりこのオヤジかというところ。

また、女子トイレのシーンだったり、ロッカーの嫌がらせのシーンだったり、

ヒロインははとりではなく、吾妻さんなのかというシーンは面白いですね。

六角精児の本人登場のくだりの伏線なんかも食堂シーンであったわけでしたね。

この映画で伝わる事

この映画で伝わる事は【誰もが主人公】というところですね。

ヒロインだったりヒーローというのはみんなが成りうるものということ。

どんな映画でも主人公がいるかもしれませんが、

それはその人の目線で物語を見ているだけあって、

本来は生きている人間すべてが自分の人生の中では自分が主人公のはずでしょう。

この映画もはとりがヒロインであるが、それははとりの目線であるからであり、

吾妻さんの目線では吾妻さんもヒロインだったりします。

それをうまく表現している映画でしょう。

ヒーローという部分でも利太がヒーローではあるようですが、

きっと別の物語としては弘光だったりするわけです。

また、恋愛は告白して付き合わないと、ただの片想いでしかないという部分は

主人公にとって大事なことでしょう。

誰もが主人公になれる。そして告白する勇気。

こういったことをこの映画では伝えているように感じます。

恋に臆病だったり、恋愛関係で悩んでいる人なんかは特に観てみたい映画かもしれませんね。

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