通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。
このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。
これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。
また見たことある方は余韻に浸りましょう。
今回観たのは「四月は君の嘘」です。
学生が主役となる作品ではありますが、あまり学園モノという感じではありませんでした。
また、学生の恋愛という映画でもないですね。
ちょっと思っていたのとはまったく違っていたという感じです。
それでは簡単な情報です。
2016年9月公開
監督:新城毅彦
脚本:龍居由佳里
主演:広瀬すず、山崎賢人
簡単なストーリーとしては母の死をきかっけにピアノを弾けなくなってしまった天才ピアニスト少年が
独特な演奏をするバイオリニスト女子高生と出会い、もう一度ピアノを弾こうとする姿を描いています。
見どころとなるのは「嘘」でしょう。
意外な嘘が物語を面白くしています。
ここからはネタバレに注意してくださいね。
演技が微妙に感じた
序盤から少し違和感がありました。
それは演技です。
バイオリニストの宮園かをり(広瀬すず)のセリフなどがどうしても感情などがわかりにくく、
棒読みのように聞こえて、ちょっと演技が下手だなと感じたのです。
レビューには演技が上手いという評価もあるので見る人によって違うと思いますが、
高校生という部分ではこのくらいの方がリアリティはあるのかもしれませんね。
独特なしゃべり方でもありますね。
表情のバラエティも少なく、声優とかの方が向いているのかなという気もします。
厳しいかもしれませんが、主演としてはちょっと残念なところです。
ただ、逆を言えば、最後の嘘からすると、
すべての「宮園かをり」は嘘でもあるので、ぎこちない部分などはある意味、脚本からしたら素晴らしく収まっているという見方もできるかもしれませんね。
たった一つの嘘
前半の見どころは有馬公正(山崎賢人)のピアノに尽きるでしょう。
途中から音が聞こえなくなるという中だけに、
最後まで弾けるのかどうかがけっこうドキドキする感じです。
しかし、終盤で物語が急展開となりました。
それは最後の手紙にすべて書かれていましたね。
その中でのたった一つの嘘が
【宮園かをりは渡亮太が好きということ】でした。
これは見事に騙されましたね。
大どんでん返しとまではいかないものの、この物語を面白くさせる嘘でもありました。
「そうだったのか!!」という感じです。
私を含め多くの視聴者はこの嘘により、だいぶ間違った捉え方をしていたのかもしれませんね。
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最後の手紙とラストについて
この映画の面白いところはハッピーエンドではないが、前向きに終わる事でしょうか。
というのも恋愛というくくりの映画ではありませんでしたね。
よくあるハッピーエンドではないのです。
最後のかをりが残した手紙は遺書に近いものでしょう。
描いてはいませんが、かをりは死んだということですね。
そしてこの手紙からわかるのは友達である澤部椿(石井杏奈)、渡亮太(中川大志)は
かをりが長くないという事実を知っていたように感じます。
かをりが憧れていた公正と出会う場を意図的に作ってあげました。
そう考えると、意外と深い心情があるようにも思います。
椿は公正のことが好きでありながら、公正とかをりの姿を見ているあたりは複雑な気持ちでしょう。
印象的なシーン
印象的なシーンはピアノのシーンでしょうか。
序盤の公正の演奏が途中で音が聞こえなくなる場面はついつい最後まで弾いてくれと思うところです。
いつ聞こえなくなるかは観ている人に緊張を与えてくれます。
また全体を通して二人が一緒に演奏をする場面は観ていて気持ちの良いものでもあります。
それだけ表情に楽しさが詰まっている感じがわかりました。
この映画から伝わる事
この映画から伝わる事は二つでひとつは【きっかけは大事】ということでしょうか。
ピアノを辞めてしまった天才ピアニストはかをりとの出会いをきっかけにピアノを弾けるようになりました。
また、かをりは病気をきっかけに公正に力を与えることができました。
そのきっかけを作るために嘘をついたというのも面白いところです。
嘘は悪いことだけではないものです。
そしてもう一つは【ポジティブな気持ち】というところです。
簡単に言えばプラス思考ですね。
病気になり、もうすぐ死ぬとわかってるのに、この映画ではかをりは全くそういった哀しさを出しませんでした。
プラスな気持ちというのは周りもプラスにしてくれます。
過去のトラウマを引きずるネガティブでマイナスな気持ちの公正をプラスに導いてくれましたね。
何事にもプラス思考というのは有効ですので、
元気のない時や落ち込んでいる時に観るのも良い作品かもしれませんね。
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▼監督:新城毅彦
▼俳優:山崎賢人
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