いぬやしき

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【いぬやしき】です。

わりかし最近の映画で話題にもなりましたね。

とんねるずの木梨憲武と佐藤健が主演です。

佐藤健の映画は面白い作品が多いので期待膨らむ作品でもあります。

簡単なあらすじとしては突然、不死身というかロボットと化した思想が真逆の二人がバトルを繰り広げて、

世界を守るというSFアクションものです。

最近観た【亜人】と設定は近いものがあります。

また、人殺しの思想なんかはデスノートに近いと思いきや、獅子神(佐藤健)があまりにも悪すぎだったりします。

殺人映画が好きな人には良いかもしれませんね。

それでは簡単な情報です。

映画情報
【いぬやしき】2018年4月公開

監督:佐藤信介

脚本:橋本裕志

主演:木梨憲武、佐藤健

この映画を見る

監督の佐藤信介は「GANTS」シリーズや「デスノート Light up the NEW world」を手掛けており、

なるほどなという内容です。

最強の敵である不死身のロボットをどうやって倒すのかは見どころでもありますね。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

犬屋敷について

タイトルにもなっている犬屋敷壱郎(木梨憲武)について思う事です。

ダメ親父という設定でダメっぷりがよくわかる演技力でした。

特に家族からの扱いは酷いもので、ちょっとかわいそうなくらいです。

同じ父親として共感できる部分はたくさんありましたね。

それでも人を守ったり、救ったりする正義感は凄いですね。

周りから評価されていない状況なだけに、

自分を必要としてくれたり、認めてくれることに喜びを感じたわけでしょう。

人間の持つ承認欲求のひとつの在り方というところでしょうか。

獅子神について

悪役となるのが獅子神皓(佐藤健)です。

この獅子神がとにかく残酷すぎます。

ぶっちゃけだんだんと呆れてくるレベルだったりします。

序盤は友達をいじめから救ったり良いヤツと思ったのですが、

中盤からは無差別に人を殺していきます。

さすがにやりすぎですし、あまりにも簡単に人を殺してしまう姿は見ていて気持ち良いものではありませんでした。

それにあまりにも強すぎます・・・。

デスノートの夜神月なんかに見られる殺人のケースとだいぶ違うのかなというところです。

不死身ロボットについて

人間の体がロボットとなることで不死身になります。

塩分が弱点のようですね。

それでもあまりにも非現実的すぎて面白みに欠ける部分があります。

ロボットなのに壊れても復活したりととにかく謎すぎます。

また、人間の感情は残っていたりするわけですね。

物語全体に謎と言うか、理解しにくいことが多すぎたりします。

宇宙人が2人を不死身のロボットにしたという設定は別に良いのですが、

簡単にすべてを使いこなしている獅子神に対して、

まったくコントロールできていない犬屋敷の差はなんなんでしょうかね。

それに画面を通して簡単に人を殺せるというのはちょっとやりすぎのようにも。

また、犬屋敷の娘に限って簡単に死なないのも不思議というか謎ですよね。

他の人は一発で死んでるのに。

ヘリコプターで犬屋敷が人を掴んで助けようとしてるのもなぜって感じです。

他の人はあっさり死んでて、相当な数の人が死んでる中でその人をそこまでして救う必要があるのか。

そもそも、獅子神はあれだけ多くの人をあっさり殺してるだけに描写として違和感ありありです。

そしてラストシーンなのですが、犬屋敷は娘と秘密を共有して家族と生活を続けるようですが、

このまま不死身でずっと生活するのかという謎が残ります。

作ってくれた食事を基本的には食べないわけですよね。

そんなんで一緒に生活し続けられるのかという疑問が生じます。

また、獅子神のほうは砕けたはずがなぜか復活してる。

さすがにロボットなのに壊れないというのはどういうことなのか。

さらに普通の生活に戻ってるわけですが、これまた謎です。

あれだけ残酷なことをした獅子神が改心でもしたというのでしょうか。

もっと言えば指名手配すらされていたのに普通に生活できるわけないですよね。

とにかく理解できない謎が多すぎます。

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印象的なシーン

印象的なシーンを挙げるとすれば、ネットの掲示板のシーンでしょうか。

ネットの掲示板で獅子神の暴走を煽るような書き込みをした者が殺されました。

ちょっとSNSだとかネットで生意気な書き込みをする人っていますよね。

安全な世界にいると思って、普段と違う自分を演じて必要以上の発言をしたり。

そういう人が獅子神の手によって殺されるわけですが、

これに関してはどっちもどっちだなとも思いました。

さすがに殺すのはやりすぎではありますが、

こういった煽りだったり、誹謗中傷なんてのは良くないことですからね。


この映画から伝わる事

この映画から伝わる事は【生きていることは当たり前ではない】というところでしょうか。

普通の毎日が過ぎてゆく日常生活。

でもそれって当たり前のことだとみんなが思っています。

しかし、突然に死が訪れるなんてこともあるわけです。

映画では犬屋敷はいきなりガンを告発され死を間近に感じます。

また、病院などで死にそうな人を助ける場面も。

不死身になることで死について考えさせられます。

獅子神はどんどん人々の日常生活を奪っていきます。

ネットでの良くない書き込みなんかで死んだりします。

映画では簡単に人がどんどん死んでいきますが、

いつ何が起こるかわからないのもまた生きているということです。

今の生活圏内の人々はもちろん、スマホなどの画面越の他人であろうと思いやりを持って接しなければいけませんね。

とはいえ、この映画は殺人アクション映画です。

残虐な殺人ゲーム系の映画が好きな人向けでしょう。

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