グッモーエビアン!

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【グッモーエビアン!】です。

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大泉洋が出演してるだけあって、けっこうコメディタッチな作品でもありますが、

後半は泣けるような展開だったりします。

それでは簡単な情報です。

【グッモーエビアン!】

 

2012年12月公開

 

監督:山本透

脚本:山本透 、鈴木謙一
主演:大泉洋、麻生久美子、三吉彩花

 

この映画を見る

監督の山本透は先日観た「九月の恋と出会うまで」を手掛けています。

そのあたりでちょっと見たくなったので過去の作品を見ることにしました。

簡単な内容としてはシングルマザーと中学生の娘の二人暮らしの親子のところに、

自由奔放な旅をしている男が帰ってきます。

その男とシングルマザーはかつてのバンド仲間で、昔から娘の面倒を見たりもしていました。

しかし、思春期となった娘はあまりにも自由すぎる男にちょっといら立つ年頃。

そんなシングルマザーの親子と自由奔放な男の物語です。

見どころはシングルマザー役の麻生久美子と娘の感情でしょう。

私はかつて飲食店の店長をしていたので、シングルマザーの方とけっこう親密になることが多かったんですよね。

だから、麻生久美子の雰囲気が正に同じで役としてめちゃくちゃ上手いなと感じました。

そして、三吉彩花がまたいかにも反抗期というかもうとにかく娘っぷりが上手いです。

このあたりみんなの芝居が上手いので最後まで見てしまうという感じです。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

ヤグがめちゃくちゃすぎる

この映画は気楽に見ることをおすすめします。

というのは、なんといってもヤグ(大泉洋)がめちゃくちゃすぎて、

リアリティに欠けるところがあります。

パンクバンドをかつてやっていて、現在は自由奔放に世界を旅しています。

とにかく明るく、人生を楽しんでるという感じなのですが、

どうやってお金稼いでどうやって生きているのか謎すぎる男です。

一緒にいると楽しいとは思うのですが、疲れている時なんかは逆にうざいキャラですよね。

ハッピーちゃんと呼ぶ姿はもう気持ち悪い雰囲気すらあります。

それでも終盤に見せる男らしさだったり、

バンドボーカルで歌う姿には魅了するものがあります。

若いシングルマザーがリアル

アキ(麻生久美子)はヤグとかつてのパンクバンドの仲間です。

1人で中学生の娘を育てた大変さがすごくにじみ出ています。

娘と仲良くしている場面は親子の絆のようなものを感じます。

その一方で言いたいことを言ってケンカしたりとよくある親子の風景なのではないでしょうか。

アキは17歳で子供を生んでいるので、一番楽しい時期を子育てで費やしているので、

いろいろな楽しいことを我慢してきたりしているんですよね。

それでも、ヤグと一緒にバンドをしながら子育てしてたわけですが。

お酒を飲んでいる姿は妙に説得力があります。

シングルマザーで働いているとこうしてお酒を飲んで気持ちを紛らわすってのは自然な光景でもあります。

そしてヤグが帰って来ての嬉しそうな表情は、

シングルマザーの寂しさをより一層感じます。

たまたまヤグがいなかった時に一人で飲んでいる姿も哀愁漂いますね。

また、見どころのひとつでもあるのが、担任の先生が家に来た時でしょう。

トップクラスの成績でもあるハツキの進学の話で先生に立てつくあたりはちょっとカッコよさを感じましたね。

思春期の難しさがよくわかる

アキの娘・ハツキ(三吉彩花)は中学生です。

反抗期というほどではないですが、思春期さながらの感情が見どころです。

父の代わりの存在とも言えるヤグに対して、

呆れたり、うざいと感じたりするのは、父に対しての同じ世代の良くある感情ですよね。

冷蔵庫の牛乳を直接、口につけて飲むヤグに「バカ」というあたりはそういった状況をよく表現していますね。

それにしてもよくできた娘でもあります。

家計簿をつけていたり、料理までしたりと働く母を支えてくています。

母親一人で育ったりするとこうした部分で頼りになるような子に育つことが多いかもしれませんね。

それでいて、勉強もかなり出来るんですから、あっぱれですね。

その一方で母のアキの寂しさと言うのにも気づいてしまうわけですよね。

母にも幸せになって欲しいと願いながらも、

自分の思春期さながらの気持ちだったり、

寂しそうな母を見つめている表情なんかはもう何とも言えませんね。

トモちゃんの存在

この映画のちょっとした見どころがハツキの唯一の友達でもあるトモちゃん(能年玲奈)の存在ではないでしょうか。

とにかく可愛くて、笑顔が素敵な学生を演じています。

ヤグみたいな父親がいればいいなというところに、

トモちゃんの家庭の複雑さだったり、

いつも笑顔でいる裏の部分を感じたりします。

このトモちゃんが終盤でのポイントとなります。

トモちゃんが引っ越しすることになり、

最後に会うために、ヤグはハツキを連れて自転車で必死に向かって・・・

車にぶつかって事故に遭うんですが、

この一連の流れがハツキやヤグの気持ちの転換点ともなりましたね。



ラストシーンについて

ラストシーンはパンクバンドの復活ライブで、

ヤグがアキと結婚を報告します。

そして、そこにはハツキとトモちゃんの姿があります。

この報告を聞いたハツキはステージに上がり、一緒に歌います。

要するに3人でこれから生きていくというハッピーエンドでしたね。

3人で歌っている姿は楽しそうで何よりです。

それぞれが一番良い表情でしたね。

バンド復活ということで、今後はバンドをやりながら生活していくということですね。

ここではハッピーエンドとなりますが、

果たしてどんな生活になるのか、生活は成り立つのかとかいろいろな不安はよぎるところで賛否両論あるかもしれませんが、

物語としてはこれで良いと思います。
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印象的なシーン

印象的なシーンは二つですね。

まずはハツキとトモちゃんの最後の一緒にいる場面です。

いろいろいら立っているハツキに対して、

ヤグみたいな父が欲しいと嘆くトモちゃんとの心のすれ違いが辛い場面です。

後にわかるのですが、この時、トモちゃんの両親は離婚することが決まっていて、

引っ越しをすることも決まっていました。

その話もトモちゃんはハツキにしようと思っていたことでしょう。

「もっと話そうよ」というトモちゃんに対して「帰ろうよ」というハツキ。

また会えるのが当たり前ではなかったりします。

最後に魅せたトモちゃんの辛そうな涙がジーンときます。

もうひとつはヤグがハツキに手をあげる場面です。

ハツキが就職をすると言い、家も出て行くと言い出しました。

ハツキとしては、寂しそうな母にはヤグが必要で一緒になって欲しいという思いがあり、

自分はそこには邪魔な存在なのかなと感じたわけでしょう。

思春期にこの自分は愛されていないのではないかとかいう感情て誰しもあると思います。

そんな感情を叫ぶハツキの姿はまさに思春期であり、

その時の母の悲しそうな表情が印象的です。

そしてヤグが手を出したのも本当の父親とも言えるような態度でしたね。

この映画から伝わる事

さて、最後にこの映画から伝わる事は【素直に伝える】というところでしょう。

何事も素直に伝えないと相手にはしっかり伝わりません。

思春期では特に素直になれないものです。

そして、これは思春期だけでなく、大人になっても同じだったりします。

素直に言えないことって多いですよね。

結婚という形式的なモノがなくても、ヤグとアキは結ばれていたようなものでした。

しかし、最後には結婚することになりましたね。

母のアキの幸せはハツキの幸せでもあって、

ハツキが嫌なら、自分は結婚しないという親としての自己犠牲だったり。

親でも子でもいろいろ考えさせながら、楽しむことができる作品ではないでしょうか。

思いのほか、面白かったのでおすすめです。

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