君と100回目の恋

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【君と100回目の恋】です。

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歌手のmiwaが主演という話題作ではないでしょうか。

ということで気になるので視聴しました。

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それでは簡単な情報です。

【君と100回目の恋】

 

2017年2月公開

 

監督:月川翔

脚本:大島里美
主演:miwa、坂口健太郎、竜星涼、真野恵里菜

 

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本業が歌手なのでmiwaの演技は賛否両論みたいですが、

作中でも歌う姿があり、コラボ曲などあるので一見の価値ありです。

また、坂口健太郎が歌うシーンなんてのも見どころかもしれません。

簡単な内容は主人公の女子大生は幼馴染と恋をするのですが、事故に遭ってしまいます。

しかし、気が付くと、時が戻っているというタイムトラベルに近いSF系の音楽ドラマです。

伏線も散りばめられ、何度か見たくなる作品です。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

等身大の女子大生演じるmiwa

主人公の日向葵海(miwa)はバンドサークルのボーカルを担当する女子大生です。[

歌手のmiwaだけにやっぱり歌のうまさは際立ちますね。

その反面、演技力がどうこうという意見も多いかもしれませんが、

本業は歌手ですし、女子大生としては等身大の演技な感じでそんなに作っていないような部分が逆に新鮮で良いように感じるものです。

そんな葵海はフェスが終わった日に事故で亡くなります。

車にぶつかり、ケガで終わればよいのですが、最後まで見るとやっぱりこれは亡くなっていたということでしょう。


時を戻せるレコードの存在

物語の大きなポイントとなるのが時を戻せるレコードの存在です。

長谷川陸(坂口健太郎)が父から受け継がれたレコードであり、

父である長谷川俊太郎(田辺誠一)も似たような経験をしていたというエピソードがまた面白くもあります。

レコード針を巻き戻すと時が戻り、過去に戻ることができます。

タイムマシンとは違い、時間だけが戻り、記憶はそのままに残ります。

陸はこの時間が戻るという不思議な現象について懸命に勉強していたりします。

しかし、時をいくら戻しても変わらないことがあることにも気づいてしまいます。

だからあの時知っていた

序盤から何気ないシーンが続くのですが、

同じようなシーンが中盤以降に何度も出てきたりします。

それは時が戻っているからです。

そして、陸は何でもお見通しで、賢い大学生でもあります。

しかし、それは過去に同じシーンを何度も経験しているからでした。

陸の過去を知っていての行動と考えてもう一度見ると物語をさらに面白く見ることができるでしょう。

何度も繰り返す恋

同じ時を何度も繰り返して恋をします。

これがタイトルを意味していたわけですね。

葵海はレコードを触ったせいもあるのか、事故に遭い時が戻ります。

これまでの記憶を持ちながら過去に戻ったことで、

陸が同じように過去に戻っていたことに気づきます。

そして、陸は葵海を救おうと何度も過去に戻り続けたことも知ってしまいます。

陸はフェスの日の事故を救おうといろいろな挑戦をするが、

場合によっては自分が変わりに死ぬことになるということにも気づきます。

それも知ってしまった葵海は事故で死ぬことを受け入れます。

それでも、もう過去に戻りたくないと決心します。

付き合って楽しんだ日々なんかも過去に戻ると、また同じように記憶に書き込まないといけないわけで

同じ時間を繰り返すことが果たして幸せなのか・・・

陸と付き合っていた楽しい日々が毎回リセットされてしまうのも悲しい。

そんなどうしようもないような気持ちを描いていたりします。
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ラストシーンについて

ラストシーンは過去に戻らないと決めた葵海と陸の最後の二人の時間となります。

短期間での新曲を完成させて、フェスに挑む二人。

フェスの後にはやっぱり葵海は事故に遭い亡くなってしまいます。

亡くなったとに、陸の誕生日プレゼントということで葵海からのボイスレコードを聞きます。

いつまでも自分のことを考えてないで、レコードの針を進めて新しい未来を築いてもらいたいという葵海の切ない声が陸を励まします。

そして、葵海がいなくなっても懸命に生きていくみんなの姿が描かれます。

印象的なシーン

印象的なシーンを上げるとすると、miwaが歌っているシーンでしょう。

特にラストの新曲である「アイオクリ」をフェスで歌っているシーンが印象的です。

いろいろな思いが交錯するであろうこの歌。

陸が歌うシーンがあります。

そして、それを切なそうな、嬉しそうな目で見つめる葵海の目が特に印象に残るところでもあります。

この瞬間の葵海の表情は抜群の素の姿にも取れる演技は素晴らしいと思います。

この映画から伝わる事

この映画から伝わる事は【思い出の大切さ】というところでしょう。

時間を戻せることが出来るのですが、葵海が死ぬことは何度繰り返しても変わりません。

運命に逆らうことはできないわけですね。

そのことで思い出の大切さを知ることになります。

時間を戻すということはそれまでの楽しい時間もまたやり直さなくてはいけなくなります。

つまり、作った思い出が記憶には残っているだけでなかったということになります。

心に刻まれるかけがえのない思い出は失くしてはいけないものです。

そして、死ぬという辛い出来事も運命であれば逆らうことはできないわけで、

その辛さも乗り越えなければいけないものです。

だからこそ、今という大切な時間をしっかりと楽しんで生きていきたいものですね。

人生の中でやり直したい時ってのは誰しも一度は考えるかもしれません。

しかし、今からでもやり直せることもあるはずですし、前向きに生きることを学ぶ作品でもありおすすめです。

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