カノン

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

今回観たのは【カノン】です。

amazon primeのレビュー評価ではかなりの高評価だったので期待していたのですが、

思ったより面白くなかったかなというのが私の感想です。

けっこうレビューの評価ってアテにならないものですね。

人によってその映画が面白いかどうかはその人の価値観次第でもあります。

この私のブログでも人によっては意見が違かったり、見方が違うというのはよくあることですし、

それでいいと思います。

私が面白いと書いたからといって、面白いとは限らないものですからね。

ということで、この【カノン】ですが、

祖母を亡くした三姉妹が恨んでいた母に再会して、母の苦労や真実を大人になり初めて知るといった物語でしょうか。

大人のドラマという感じですね。

それでは簡単な情報です。

映画情報
【カノン】

2016年10月公開

監督:雑賀俊郎

脚本:登坂恵里香

主演:比嘉愛未、ミムラ、佐々木希

この映画を見る

比嘉愛未が主演の物語って初めてみます。

比嘉愛未は「コード・ブルー」シリーズでお馴染みですね。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

あらすじとしては三姉妹が亡くなったと聞かされていた母が生きていると知ります。

その母はアルコール依存症で娘たちは途中から祖母に育てられました。

三姉妹は母を恨んでいて、実際に母に会いに行き、

その過程で本当の母の思いを知ることになります。

そして最後は思い出の曲をピアノで弾いて母に見せることになります。

前半は退屈な展開

祖母がなくなるという葬式の暗い雰囲気から物語が始まります。

序盤の展開ですが、はっきり言ってしまいますが、まったく面白くありません。

この展開を我慢できるかどうかは分かれ目かもしれません。

というのも三姉妹の現状を描写していたり、少し過去とリンクしながらという感じです。

三姉妹なんですが、ちょっと似ていてわかりにくかったりするんですよね。

特に比嘉愛未と佐々木希がけっこう似ているように自分には感じてしまったのもわかりにくくなった要因でした。

後半は見どころあり

物語が徐々に動き始めていきます。

後半はわりかし前半とは違い楽しめるし、わかりやすい展開です。

三姉妹が待ち合わせして母に会いにいくあたりで全体がわかった感じです。

最後は岸本藍(比嘉愛未)の結婚式で三姉妹で生ピアノの演奏を母に見せて泣かせる展開となります。

あらすじ的にはよくあるかな、というものでもありましたね。

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アルコール依存症の母

この映画の柱となるのが三姉妹の母である原島美津子(鈴木保奈美)の存在です。

この母がアルコール依存症となり、娘たちに強く当たったりします。

アルコール依存症の影響から認知症となり、娘たちのことも忘れてしまいます。

それでも認知症になる前には娘たちのために必死に働いて頑張っていたり、

アルコール依存症治療に取り組む姿が描かれています。

さすがかつてのトレンディドラマのスーパー女優だけある演技力だったりします。

鈴木保奈美ももうこういう役どころだったりするんだなというあたり大人の世代は感慨深いところでしょう。

印象的なシーン

印象的なシーンを挙げるとすれば、やはりアルコール依存症の母の姿でしょう。

鈴木保奈美の演技力に圧倒されますね。

優しい時もあったり、感情的になったり、見ていてこの人やばいなという感じでした。

私としては他人事ではないなという感じがしました。

私の父はアルコール依存症になったことがあったりするんですよね。

また、私自身もお酒はわりかし好きで飲み過ぎてしまうこともあり、

将来的に気をつけなければいけないなと感じる次第であります。

特に催しでのビールを注ぐ仕事はかわいそうでしたね。

目の前に酒がある状態はかなり怖いところ。

そこを娘たちが目撃してしまい、お酒を飲んでると勘違いされるような場面は印象的でした。

そしてその後に、母は再びお酒を飲みまくってしまうわけですね。


この映画で伝わる事

最後にこの映画で伝わる事ですが、大きくは二つ。

【社会問題】と【母は母】といったところです。

社会問題というのはアルコール依存症だったり、認知症だったり、モラハラといったところです。

モラハラは宮沢紫(ミムラ)の旦那ですね。

さすがにこの旦那はやばいという感じでしたね。

子供のことで妻に反省文を書かせたり、もはや夫婦とは思えないところ。

結婚相手には気を付けた方が良いなというところです。

こういった社会的な問題を描いているので、面白くないと見える人も多いかもしれません。

そしてもうひとつは母は母というところです。

母はアルコール依存症になっても、娘のピアノを見に行ったりしてました。

また、治療も娘たちのためにがんばっていましたね。

なんだかんだいっても、母は苦しみながらも娘のことを思っているということでしょう。

子育ては大変です。その大変さや苦悩をどこにぶつければ・・・というところで母はお酒にいってしまったということでしょう。

ただ、母がお酒にハマってしまったというところの描写がほとんどなくこのあたりが物足りなく感じました。

全体的に社会問題などに触れ、メッセージ性は強いように感じますが、

映画としては意見が分かれそうな作品ではないでしょうか。

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▼監督:雑賀俊郎

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