好きでもないくせに

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【好きでもないくせに】です。

R18指定ということで、ちょっとエロチックな作品ですので

苦手な方は観ない方が良いかもしれません。

それでは簡単な情報です。

【好きでもないくせに】

 

2016年9月公開

 

監督:吉田浩太

脚本:吉田浩太
主演:璃子、根岸拓哉、川村亮介

 

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R18指定の作品だけにセックスシーン満載だったりします。

簡単なあらすじとしてはキャバクラで働きながら芸能活動をする聖女と呼ばれる女性が主人公。

クラブのボーイがその聖女に惚れてセックスするのですが付き合うつもりはありません。

そして聖女は本当に好きな人とはセックスできないという考え方です。

聖女が好きになった男性は誰ともセックスできる人で、

主人公のことも好きではなく、ただセックスしたいだけというタイプ。

そんな価値観の違いが見どころの作品です。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

キャバクラの聖女にリアリティがない

主人公の沢石琴子(璃子)演じる女性は写真週刊誌「FLASH」のヌードグラビア企画でも聖女と呼ばれる謎のグラビアアイドルでもあります。

濡れ場ありなので、厳しい制限もあった中での主演女優なだけにちょっと物足りないところもあるがそれは仕方のないところでしょう。

ただ、残念なのがキャバクラのシーンですね。

琴子はナンバーワンキャバクラ嬢のような設定なのですが、

接客の様子を見ているとあまりできるキャバクラ嬢のように見えなかったりします。

もう少しキャバクラで可愛くキャバ嬢らしい姿を見たかったかなとも思います。

全体的に表情に演技力はまだまだなのかなとも感じたりします。

それでも濡れ場の雰囲気なんかは良かったですね。

ボーイの行動がリアルすぎる

琴子の働くキャバクラでボーイのバイトをしている剛田元気(川村亮介)がよくいる大学生て感じでリアルだったりします。

多くの男性は同じことを考えているものですね。

というのは合コンのくだりのところでしょう。

琴子目当てで合コンをセッティングして、

解散したあとに反省会と題して飲み直します。

そこで、たくさん飲ませて酔わせて、自宅まで送るという上辺の優しさを見せます。

さらには自宅へはお茶を入れてあげると言って、中まで入ります。

もう「ヤりたい」気持ちがバレバレでやらしさ全開ですよね。

わかりやすい企みでもあります。

私も似たようなことは学生時代にけっこう考えていたものでした。

ベッドに寝た琴子に何度も寝ているのかを確認する姿はちょっと怖いくらいですね。

寝たところを襲うつもりだったのでしょうか。

ちょっと怖いのは終盤で最後にもう一度やらせてくれと頼むシーン。

さすがにこれに応じる琴子もどうかしているが、

なんだかんだでこの剛田の価値観は意外とまともでもあります。

剛田は琴子のことが好きだからセックスをしたかったのです。

好きな人とセックスしたいと思うのが一番ですからね。

モデル男の何が魅力なのか

大学生でありながらモデルをしているモテモテ男の川野陸(根岸拓哉)に琴子は惚れてしまいます。

たしかにカッコいい男ではあるのですが、性格は超悪かったりします。

誰とでもセックスをして、琴子にもただやりたいだけで誘ったりします。

そんな陸のどこがそんなにいいのかがけっこう謎でもあります。

琴子はこの陸の主にルックスに惚れるわけですね。

キャバクラで多くの男性と接客している琴子だけに、

いい男もけっこう見てきてそうですし、なぜに陸なんだろうという感じがあったりします。

このあたりは人気モデルでもあり、自分の芸能活動にプラスにもなるかという下心もあったのではと思ったりもしてしまいます。

それにしてもサークルのミーティング場面なんて酷いっぷりがすごかったですね。

先輩の話をしている時もずっとスマホをいじっていたり、

注意されても無視ですからなかなかのものです。

先輩である剛田も奇妙ですが、、、

さらには他の女性とセックスしてる時に他の女性と連絡をしていたりとかもうハチャメチャな男なわけです。

ラストシーンについて

元気と最後にセックスをしたあとに琴子は考えを改めます。

それは元気の残したメモに「好きじゃないならセックスしない方がいいよ」というメッセージが書かれていました。

琴子はその後に陸に好きと告白して付き合いたいというが断られます。

陸は琴子に対してセックスしたいだけと。

その後、直接会い琴子は陸のことが好きだからセックスします。

一方の陸は琴子とセックスをしたいからします。

そんな二人がセックスをした後に、

琴子は吹っ切れた感じになります。

これはセックスすると好きな気持ちがなくなるようなものなのかもしれませんね。

琴子の感性というところでしょうか。

一方の陸は付き合う気はないけど、またヤりたいと言いセフレを希望します。

もう客観的には最低な男とも言えるかもしれませんね。

要するにセックスはひとつの遊びということでしょう。

これはこれでわからなくもないですが、、、。

吹っ切れた琴子は芸能活動がちょっと前に進む感じになって終わります。

エロチックな作品としては綺麗な終わり方だったのではないでしょうか。

印象的なシーン

印象的なシーンは琴子が陸の誘いを断ったところでしょうか。

あそこまでいって断られるというのは男性としてはもう屈辱的ですよね。

琴子の「好きだからセックスしたくない」という考えは多くの人は共感できるはずがありません。

ただ、この考えで一番伝えたいのは一度してしまうと体目当てになってしまうというところでもあります。

これはたしかに男女関係でよくあることでもあります。

そして琴子はこの後に剛田とセックスしちゃうのですから驚きですよね。

この映画から伝わる事

この映画から伝わる事はひとつです。

それは【セックスの価値観】です。

これには男女で大きな違いがあったりします。

いや、男女という性別では測れないでしょうか。

人によって様々な価値観があるのがセックスでもあります。

セックスを愛の証と考える人もいれば、セックスは遊びと考える人もいます。

この作品では人物それぞれの価値観が違うのが見どころであり、

価値観の違いからすれ違うわけです。

琴子は「好きな人とはセックスしたくない」という考えで、

剛田は「好きな人とセックスしたい」という考え、

そして陸は「付き合わないけどセックスはしたい」という考えです。

そして、した後の男二人には共通の認識があります。

それは琴子とまたセックスしたくなるということです。

これが聖女と呼ばれる所以でしょうか。

それだけ魅力ある女性ということでしょう。

剛田はセックスしてさらに好きになってしまいます。

一方の陸もセフレになって欲しいと思うわけですね。

しかし、琴子の気持ちは難しいところでもありますが、

剛田をその気にさせて傷つけたりとか、ちょっと男としても難しい存在でもありますね。

こうしたセックスの価値観というのは人それぞれ違うものであり、

どれが正しいとかではありませんが、

いろいろな価値観の違いを見られるのはこの作品の面白さではないでしょうか。

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