DOG×POLICE ドッグポリス 純白の絆

通勤時間を利用してamazon primeにて映画を見ているもとてんです。

このブログでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。

これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。

また見たことある方は余韻に浸りましょう。

今回観たのは【DOG×POLICE ドッグポリス 純白の絆】です。

東日本大震災があった2011年に公開された作品ですね。

戸田恵梨香さんのファンというのもあって観ました。

タイトルの想像していた内容とはだいぶ違っているなという感じがしました。

本格的な刑事映画やアクションが見たいような方は辞めた方が良いかもしれません。

それでは簡単な情報です。

【DOG×POLICE ドッグポリス 純白の絆】

 

2011年10月公開

 

監督:七高剛

脚本:大石哲也
主演:市原隼人、戸田恵梨香

 

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監督の大石哲也は「デスノート」や「スマホを落としただけなのに」を手掛けているので期待高まる作品とも言えます。

しかし、作品の内容としては賛否両論があり、レビューなどを見ているとだいぶ分かれている感じがします。

簡単な内容は若い刑事が警備犬を育てる部署へと異動することになり、

望まない部署での悪戦苦闘を警備犬との絆とともに描かれています。

ここからはネタバレに注意してくださいね。

アルビノを救う優しさ

物語の冒頭は若き警察官の早川勇作(市原隼人)が犯人を追いかけて捕まえるのですが、

そこで巻き込まれた一般人が動物病院の医師で病院に付き添うことになります。

そこで犬のお産に立ち会い、生まれた直後に死んでいると思われるアルビノの赤ちゃんを見つけます。

ちなみにアルビノはメラニンが欠乏した遺伝子疾患のことを言います。

そのアルビノの子犬を早川は必死に呼吸をさせようとして命を救います。

この物語での主人公の警察官としての優しさが見える部分でもあります。

そして、ここで産まれた犬が実は警備犬として飼育されていました。

警備課への異動

早川は刑事課を希望していたようですが、警備課へ異動となりました。

手柄を挙げたばかりではありましたが、

その理由は勝手な行動や単独行動ばかりして言うことを聞けないからでもあります。

チームプレイで行動するのでは警察としてはいくら単独として優秀でも使えないわけですね。

そんな早川に対して、チームワークや仲間というものを学んで欲しいという上司の思いが感じられますね。

もちろん、早川は警備課に行き、やる気のない行動をとり警備犬に強く噛まれたりします。

そして署長に異動を申し願いますが却下されます。

組織捜査では邪魔になるとはっきり言われましたね。

これにはなるほどという感じでしょう。

シロとの絆

この作品の肝となるのが早川とシロとの絆です。

シロというのは、早川が異動する前に助けたアルビノの子犬です。

警備犬となるのは難しいとあまり期待されていませんでした。

だからこそなのか、署長はシロを早川の担当とすることにします。

このあたりは、ある意味似たもの同士というところかもしれません。

警備犬らしからぬ動きの鈍さなんかは異動してやる気をなくしていた早川に似ているところがあります。

そんなシロを先輩の水野夏希(戸田恵梨香)の指導のもと、

早川は徐々に手名付けていきます。

シロは成長したとはいえ、動きは普通の警備犬には叶いません。

しかし、シロは優れた臭覚を持っていました。

それは他の警備犬よりはるかに優秀なものだったのです。

アルビノはメラニンが欠損してることにより視覚が非常に弱い分、

臭覚が優れている傾向があったりします。(諸説あり)

これが事件に役立つことになります。

爆破事件の真相は?

物語のもう一つの柱となるのが連続爆破事件です。

愉快犯とも思われる一連の無差別の爆発テロ事件に

警備課が協力要請をもらい、操作の手伝いをしますが、

警備犬のおかげで犯人の近くまでたどり着いたが取り逃がしてしまいました。

そして、その後の爆破予告で犯人と対決することになります。

そこにシロを連れて行き、鋭い嗅覚から見事に爆弾を見つけ出し、

犯人を追い詰めることに成功します。

追うに追って、地下鉄の線路の脇の倉庫で犯人は爆発の際の鉄鋼などの崩れで倒れて亡くなります。

この一連の爆破事件ですが、

シロとの絆がメインなのか、ちょっと終わり方もあっけないというか、

犯人の思想だったり、真相が今一つわからないまま終わったりします。

あっさり死んでしまいましたね。

ただ、物語のニュースなどからデスノートのライト的な要素も持っているのかなという感じに見えました。

刑事ものが好きな方にはちょっと物足りない事件の流れだったのではないでしょうか。


自分勝手な行動は変わらない?

この作品の見どころのひとつが早川の成長する姿と言ってもいいでしょう。

しかし、思いのほか、早川の自分勝手な行動がまったく変わっていなかったりします。

このあたりは予想外でもありますし、

訴えたいことではないのかなというところでもあります。

賛否両論の作品でもあり、否定的な意見も出やすいのはこのためとも言えるでしょう。

1度目の連続爆破事件の捜査協力で本部に連絡を怠って失敗したにも関わらず、

次の協力の際にも勝手に見つけて追いかけてしまいます。

なんとかシロの賢さと絆もあり命拾いしましたが、

もう少し連絡を取れなかったものかと思うところですね。

ラストシーンについて

ラストシーンは病院のベッドで負傷した早川を水野が見舞います。

水野は最初の捜査協力で負傷したブランドを警備犬として再起させることを誓います。

そして早川が水野にキスをします。

そのあとに同僚とシロがお見舞いにきました。

このラストシーンですが、ちょっと私は微妙に感じました。

それは早川が水野にキスをしたというのが余計かなというところです。

この作品では恋愛要素はほとんどなく、

早川は目覚めてすぐに、水野ではなくシロの名前を出しました。

その流れで水野にキスするというのはいかがなものでしょうか。

一緒に操作を進めていく中で愛が深まるというか師弟関係であるはずなのに、

キスで終わるというのはちょっと納得しにくいところですね。

ここはシロとの絆でまとめて欲しかったですね。

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印象的なシーン

印象的なシーンを一つ上げるとすると、ちょっと謎なシーンをひとつ。

それは中盤あたりで、水野が過去に酒飲み対決で勝ったというエピソードです。

早川は過去に実は水野を見た事あるという話をします。

それは110番というパブでの酒飲みイベントで、

水野が男相手に酒飲み勝負に勝つという酒豪ぶりを発揮したということでした。

これを早川は水野に話すと、水野は早川の座る椅子を蹴ります。

この蹴りでシロが驚くんですよね。

正直、シロが驚くほどの蹴りをするというのはちょっと怖く感じました。

それと、ここで水野は何を思ったのか。

思い出したくない過去かもしれないということでしょうか。

もしかしたら、こうした影響で警備課に回ることになってしまったとか?!

このシーンはどこの伏線なのかイマイチわからない感じもある謎なシーンでもあります。

この映画から伝わる事

最後にこの映画から伝わる事ですが、

【仲間との絆】というところでしょうか。

チームワークこそ感じられませんでしたが、

単独行動ではなくて、犬や先輩の水野と一緒に行動するということで、

共に行動するということを早川は覚えたともいえます。

この絆が最後は自分の命を救うことになります。

犯人こそ捕まえた(というか死んだ)が、これまでであればそのまま早川は死んでいたことでしょう。

しかし、シロとの絆がシロを動かし、そして水野をも動かしました。

この絆こそがタイトルにもある通りの見どころと言えるでしょう。

刑事事件モノの映画を観たいという人には向かないかもしれませんが、

警備犬というあまり馴染みのないところを描写している点は観ておきたい作品のひとつかもしれませんね。

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