amazon primeを利用して日々、邦画中心に映画を見ているもとてんです。
さて、映画を見る際にみなさんは何を基準にして見たりするでしょうか?
ちなみに私は監督や出演者、内容などで見るかどうかを決めることが多いです。
しかし、その際にレビューの数字に目が行くことって多くないでしょうか?
どうせなら、見て楽しみたいし、面白い映画を見たいものです。
だから数字が低いとちょっと見るのをためらってしまうことってありますよね。
しかし、このレビューの数字評価ってあまりにも意味のないものだったりします。
毎日のように映画を見ていると、評価の高い割には面白くないものもありますし、
評価の低い割にはけっこう楽しめる作品なんてのも数多くあります。
そこで、今回はなぜ評価が割れてしまうのかという理由を探っていきます。
映画の評価はレビューの数字ではまったく図れないものです。
評価とは期待に対するもの
評価というものは期待に対して付けられるものです。
つまり、映画が素晴らしいという絶対評価ではないので注意しましょう。
期待を裏切れば評価は低くなりますし、期待どおりであれば評価は平凡となります。
期待以上であれば、評価が高くなるのです。
つまりは期待が低い作品ほど高評価を得やすいとも言えます。
これをプロ野球の成績に例えてみましょう。
首位打者確実のイチロー選手が打率.320でタイトルをなんとか取ったとしましょう。
普通に考えれば、首位打者を獲得していて相応の打率を残しているのですから、素晴らしいと思うところでしょう。
しかし、往年のイチローへの期待は4割近い高打率です。
つまりこの成績では低い評価となってしまうのです。
同じ打率でも毎年3割に届かない選手が達成してタイトルを得たのであれば、
その選手の評価はかなり高くなります。
これが期待に対する数字のからくりなのです。
映画も同じで前回大ヒットを出した監督であれば期待が高まりますよね。
逆に無名の監督であれば期待は下がります。
監督や出演者が素晴らしいほど厳しくなる
映画は主に監督と出演者で期待が決まります。
ヒット連発の監督がメガホンをとれば、「面白いはず」と多くの人が見るでしょう。
視聴率のとれるような名俳優がキャストに居れば期待は高まるでしょう。
よく予告編なんかに大きく名前が出たりしますよね。
あの名前が有名であればあるほど期待が高くなるわけです。
そして、期待が高ければ高いほど、評価が厳しくなってしまうのです。
「絶対、面白いし、笑えるよ」と言われた芸などを見ても笑えないことってありませんか?
それは期待をしすぎてるからです。
批判なども期待が高いと出やすくなります。
素晴らしい監督や出演者になるほど期待はどんどん高まり、
それを超えるのが難しくなっていきます。
そりゃそうですよね。
テストの点数で言えば、90点を期待されている人は90点から100点までしか満足させることはできません。
しかし、60点の期待であれば60点から100点という幅広い域で満足させることができるのです。
前者の90点は期待相応なので5段階評価だと3という平凡な数字であったりします。
後者の90点は60点に対して30点も上回るわけですから、5段階評価で5がついてしまったりします。
まさに映画のレビューの数字とはこういうことなのです。
原作と比較されがちな作品は要注意
評価が低くなりやすい作品の多くに関連するのが原作の存在です。
よくレビューを読んでいると、「原作と違う」という内容のものを多く見ます。
これほど視聴者に不快で意味のないレビューはないでしょう。
そもそも2時間の映画を原作と比較すること自体がナンセンスかもしれません。
もちろん、比較してはいけないとかではありません。
原作を見ている人からすれば比較したくなるのも無理ありません。
しかし、これが多くの評価をゆがんだものにしているのも事実です。
映画を見る際には原作を忘れる方が良いことが多いでしょう。
映画は映画、原作は原作と割り切ることが大切です。
特にコミックものだったり原作が人気であればあるほど、
原作を知っている視聴者が多かったり、期待も高まるので評価を落としやすくなります。
私は基本的にコミックなどを読まないのでほとんど原作を知っているという作品はありません。
原作を見てしまっていると、本来の映画の楽しみ方を忘れてしまうこともあるでしょう。
また視点が違ったりします。
原作と比較されやすい作品のレビュー数字はあまりあてにならないかもしれませんね。
邦画は洋画と比較されやすい
邦画と洋画ってどうも対立気味にあったりします。
洋画ファンからすると「邦画はつまらない」「安っぽい」などと意見があったりするでしょう。
また、映画は圧倒的に洋画の方が見られている傾向があったりします。
特にアクション系映画のレベルは圧倒的に洋画の方が規模が違ったりします。
その影響もあってか、邦画では特にアクションものなどの評価は基本的に低くなります。
このあたりの比較も極めて抽象的であり、まともな評価を得られていない場合もあるかもしれませんね。
価値観は人それぞれ
そもそも論ですが、価値観は人それぞれだったりします。
視聴者全員が同じ感情を持っていたり、同じ環境で生きているわけではありません。
作品を見たときに感動できる場面で感動できる人もいれば感動できない人も必ずいます。
それは感動できる人が正しいわけでもありません。
自分の生きてきた中で共感のできる部分とできない部分があるものです。
作品と同じような境遇を送った人にとっては共感できますし、
まったく違った世界の人からすれば共感はしにくくなるものです。
大ヒットした作品でも「あれは面白くない」という人は必ずいるものです。
全員が面白いと思う映画などないのです。
ヒットした作品を素直に面白いと感じるのであれば、それは一般大多数の意見と同じであり、
より平均的な価値観を持っているということを理解したいところですね。
まとめ
レビューなどの評価はあくまでも目安であって、絶対的な評価ではないことを忘れてはいけません。
私も実際に多くの作品を見ていると、
評価が高い割に面白さがまったくわからないものもありました。
また、評価が低い割に面白いと思ったものもありました。
評価が高いから面白い、低いからつまらないと決めつけないようにしなくてはいけませんね。
そもそも多くの映画には必ず見どころがあって、メッセージがあるものです。
だからこそ、スポンサーがいて劇場公開もされるのです。
私はこのサイトのブログでもそうした部分を感じて伝えるように書いていたりします。
だからこそ当サイトではレビューするにあたり数字での評価を一切していません。
数字での低評価は意味のあるものでもありません。
映画の楽しみ方は人それぞれでもあります。
自分にあった楽しみ方で見るのが良いでしょう。
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